アトピー性皮膚炎
近年都心の生活はストレスが多く、あらゆる皮膚病はそういったストレスと関連するため大変増えています。ことにアトピーはストレスとの関連が密接といえます。“なぜアトピーの調子がわるくなったのか?”という原因探しから始まって入浴法、軟膏の塗り方などきめ細かな生活指導をしていきます。
また最近マスコミでステロイド外用剤について是非が問われています。そしてステロイドでないアトピーに有効な塗り薬としてタクロリムス(プロトピック®︎)軟膏に続き、ここ数年新たな作用機序の外用薬の開発が進んでいます。これらの新しい治療法も臨床治験から携わっており、新しい治療法もとりいれて“アトピーと上手くつき合う方法!”を一緒に見つけてまいります。東京逓信病院とは密接な病診連携をとっていることから教育入院、光線療法入院などの入院治療もいつでも可能です。どうぞお気軽にご相談下さい。
ブイタマ®︎ークリームによる治療
当院ではすでに発売前に治験を行っておりますが、これまでのステロイド外用薬を中止して、ブイタマー®︎クリームと保湿剤のみで良好なコントロールを得ることが出来た症例を多数経験致しました。
イブグリースによる治療
モイゼルト®︎軟膏による治療
この薬はステロイド外用薬とは異なる新しい作用を持つ塗り薬です。PDE4は炎症細胞において炎症を抑えるシグナルを分解し炎症を増幅してしまう酵素で、アトピー性皮膚炎の炎症細胞で増えていることが知られています。モイゼルト®︎軟膏はこのPDE4を阻害することで炎症を抑制するシグナルを上昇させて、皮膚の炎症とかゆみを抑制します。
当院では発売前に治験を行っていますが、これまでのステロイド外用薬から本剤と保湿剤のみの治療に移行し、良好なコントロールを得た症例実績が多数あります。
コレクチム®軟膏による治療
コレクチム®軟膏(一般名:デルゴシチニブ)は、外用ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤と呼ばれるアトピー性皮膚炎の治療薬です。この薬は、ステロイド外用薬等の塗り薬とは異なる機序で作用し、ヤヌスキナーゼファミリー(JAK1,JAK2.JAK3およびTyk2)のすべてのキナーゼ活性を阻害することにより、皮膚の炎症を抑制します。
当院ではすでに発売前に治験を行っておりますが、これまでのステロイド外用薬を中止してほとんど使用せずにコレクチム®軟膏と保湿剤のみで良好なコントロールを得ることが出来た症例を、多数経験致しました。
デュプリマブ(デュピクセント®)による治療
従来の治療法とは異なり、アトピー性皮膚炎の炎症を引き起こす「IL-4」と「IL-13」を介したシグナル伝達を阻害することで、皮膚の炎症を抑え、アトピー性皮膚炎の根幹を改善する画期的な新薬です。
今までの外用剤や経口剤では不十分だった重症の方でも効果は明らかで、約4ヶ月後に約8割の方が5割改善、約4割の方が9割改善しています。
当院でもほとんどの方が、1回の注射後数日後に痒みや炎症の著しい改善が見られております。
患者様の声としては「痒みがなくなり眠れるようになった」「みずみずしい肌になった」「アトピー性皮膚炎からの開放感を実感した」という嬉しい声をいただいております。
治療期間は2週間に1回の皮下注射で、最低4ヶ月必要です。お値段は3割負担の患者様で、初回48,000円、2回目以降24,000円です。
先日NHKでも放映され話題になった新薬です。ぜひご相談下さい。
ターゲット型紫外線治療
- アトピー性皮膚炎
- 掌蹠膿胞症
- 尋常性白斑
- 乾癬
- 円形脱毛症
- その他
レーザー療法
1997年東京
逓信病院にQスイッチアレックスレーザーが導入されて以来、多くの方を治療して参りました。そして想像以上に大変多くの方に喜んでいただけたというのが実感です。
今まであざをとるのに形成手術を受けて傷跡を残していた人が、数分間で軽く輪ゴムにはじかれたような痛みできれいになってしまうことは、医学の進歩を感じます。
近年脱毛、ピーリングなど皮膚科領域でレーザーは大活躍しています。 当院に導入したQスイッチアレックスレーザーはQスイッチを導入することにより皮膚のダメージを最小限にし選択的に治療を行うあざ・しみ専用の最も優れたレーザーです。
太田母斑・異所性蒙古斑・外傷性色素沈着症などは保険で行えますが、いわゆるしみなどは自費治療となります。
詳しくは来院の上ご相談ください。(美容治療レーザーのページへ)