美容皮膚科のページ
あざ・しみについて
長い間カバーマークファンデーションで顔のあざを隠してうつむいていた方、秋の訪れとともに鏡を覗いて顔にしみが残っているのにすっかり慌てふためいていた方、手の甲にしみがあるために人前で手を出すのがとても億劫だった方、もう心配ありません。
現在、医療用美白剤や色素斑用レーザーでそれらの悩みは解決できるからです。
しみについて
しみの出来るメカニズムしみの起こる原因は?
しみは表皮に残るメラニン色素が集まってできるものです。皮膚にあるメラノサイトというメラニン色素を作る細胞があり、ホルモンの影響や紫外線のダメージを受けた時に部分的に色素を沢山作ったり、作らなかったりして皮膚に色むらを出します。普段ですと、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)によって再生された皮膚と入れ替わりますが、そのままメラニンが残ってしまったのがいわゆるしみです。
具体的には
しみの原因は紫外線というのは良く知られている事です。もちろんこれは間違いではありませんが、その他にもさまざまな原因があります。一言でしみと言っても実は色々な種類があり、タイプに合わせたケアをしなければしみは消えてくれません。
しみの種類
老人性色素斑 | もっともポピュラーで身近なしみ。6~8割がこのしみで、繰り返し浴びた紫外線が原因で、加齢とともに30代くらいから目立ち始めます。 紫外線の浴びすぎで過剰に発生したメラニンが表皮の最上層に残ります。 |
---|---|
炎症後色素沈着 | 老人性色素斑の次に多く見られるのがこの炎症後色素沈着。にきびや虫刺され跡からできる赤や薄い茶色のしみ。また、化粧落としの時などに繰り返し肌をこすったりする事で、肌が黒ずむのもこのタイプ。 |
肝斑(かんぱん) | 女性ホルモンに関連していると考えられ、女性に見られるしみです。最近はピルの服用や妊娠も発症の要因と考えられています。30~40代に多く見られますが、20代でできる人も。場所は限定されていて、目の下、頬に左右対称にできるのが最大の特徴です。色は薄い茶色や灰色や褐色。広い面でできることもあり、頬のあたりに地図のような大き目のしみが左右対称にできたら要注意です。 |
ADM (天性真皮メラノサイトーシス) |
しみの中で、皮膚のもっとも深い真皮にできるのがこのしみ。生まれもってあるものと、後天的に新しくできるものがあり、形や大きさも様々。生まれもってあるものは体にあることが多く新しくできるものは顔にできるケースがあります。濃い青や灰色をしていて、30~40代で新しくできることもあり、肝斑と間違える場合も。このタイプのしみは真皮まで届き、比較的深い位置にあるので、レーザー治療のみで対応。 |
しみの予防
しみの予防として、自分の皮膚に合ったサンスクリーン剤選びも重要です。サンスクリーン剤には皮膚に負担をかける成分、カブレを起こしやすい成分が含まれているため、皮膚の弱い方、小児、にきびのできやすい方など、自分に合ったサンスクリーン剤選びはご相談下さい。またスキンタイプや、生活環境によっても使い分けることが必要ですから、その点も合わせて相談していきましょう。 (化粧品のページはこちら)